8/14 鯨船神事を見つつ、途中で西町の鎮火祭を見学しました！
笹竹に人形の松明を吊るします。
締太鼓の胴には笹葉を挟み込み、大鉦に合わせて叩きます。
主役は青年と中老で担がれ、囃される大鉦です。
八幡神社跡を出発した行列は町内を練り、中央通りを経て鳥出神社に向かいます。
○―○○○―○○○―○―○――アーソーリャ
本来の掛け声は富田一色町と同じくアーソーレーで、“嗚呼精霊(しょうれい)”が訛ったものだそうです。
鉦の音に惹かれて、古川町鯨船の方も顔を出していました。
鉦の音に惹かれて、古川町鯨船の方も顔を出していました。
古川町や他の鯨船組各町、山車を所有しない各町も鎮火祭を行っていますが、大鉦を使った大念仏を行うのは西町のみです。
この神事は鳥出神社盆祭の本流の祭礼であり、鎮火祭を怠った昭和34年には伊勢湾台風に遭ったと伝います。
道中の家々で水道を借り水を掛け、こちらも大鉦の割れを防ぐためだと聞きます。
濡れたマンホールで一人が脚を滑らせると、大鉦が転け大事故になるため、麻袋が被せられます。
鳥出神社前に来ると、大鉦は乱打となり、富田一色町のけんか祭りと同じように揉み合います。
数回の押し合いが続いて境内に入ると、本殿前に行きます。
締太鼓と大鉦を置き、参拝。
鯨船組各町は神楽殿に上がり、祭典を行うそうです。
境内広場では持ってきた松明を並べます。
中老が神楽殿で御神火をいただき、
並べた松明に火をつけます。
帰りは静かに叩きながら、町内へ戻ります。
帰りは鳥居をくぐらずに境内から出るのですが、これは起源が仏事の名残だそうです。
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