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近江島石取祭車の続きです!
桁、太鼓掛は唐草。
太鼓吊り金具が横向きなのも珍しいです。

端部から鉦吊り金具が出ており、
左側は割れを防ぐために、鉄でかしめられています。

持送は波。
鉄骨で桁を支えているためか、左側が外れそうになっていました。

腰長押は後部まで廻っておらず、亀腹も後部はありません。
桁も四本柱にわずかに刺さり込んでいるだけで、この簡素な造りは解体しやすく部材の数を減らしているためと思われます。

Q.何故、部材の数を減らして部材を小さくするのでしょうか?
A.昔の石取祭車は解体され、各家々で部材を保管していました。
よって、なるべく数が少なく、場所を取らないものが望ましかったようです。
亀腹は紅葉の高蒔絵です。
丸みを帯びた形状です。


水引欄間と亀腹の間に隙間があり、水引幕を付ける事の出来る祭車である事がわかります。



長押や四本柱は銘木の貼り付けです。
廻縁は津軽唐塗。

三角、額以外の無彫刻部分は箔押しされています。
化粧板と水引欄間は旧材を用いた青貝塗です。

高欄は朱塗りですが、よく見るとひび割れが確認できます。
これは旧状の青貝塗りの上にカシュー塗料をそのまま塗ったものが、経年劣化により浮いてきたもので、一部では下地の青貝が出てきています。

高欄の青貝塗り破片の一部は、現在
桑名市立中央図書館に展示されています(~2/27まで)。
昇は紗綾形です。

後破魔の裏側は朱と黒に塗り分けられていません。
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