5/20 祭車の披露が終わり、片付けです。
片付けの様子と彫刻を併せて紹介します。
まず、山形の提燈を外します。
丸提燈なので、天幕の昇降機に足を掛けるだけで最上段が外せます。

天幕を下ろします。

太鼓を外します。

燭台を外します。

祭車を祭車庫前に移動させます。

敷石があるので、それに合わせて曳き込みます。

・太鼓掛
松に鷹です。

鷹の顔など強度のある部分を持って外します。



持送を替えた後、塗りの太鼓掛を乗せます。


・持送

力神が

唐獅子の上に乗っています。

背骨も彫ってあります。

ただ、水引幕に隠れてしまう構造です。


桁を外して、力神と唐獅子を抜きます。




叩出用の塗りの持送を差し込みます。


・階段蹴込

上三段は水鳥、

下三段は亀が彫られています。




・昇
多くの現代祭車では蒔絵が施されている部分ですが、

こちらでは昇降龍の彫刻が彫られています。

また材質も梅を使う珍しさです。

・水引欄間
立川流彫刻で代表される題材の一つ、粟穂に鶉。


後部は太鼓掛があるため、中央には彫刻がありません。



・後破魔蓋
線彫りの龍です。



・三角
左側は紅葉に鹿、

右側は狂兎です。


新しくされた立札には、三角の題材は住吉・春日両大社の遣いから選ばれたとされています。

しかし、西舩馬町の産土神である玉重稲荷が住吉神社に合祀されたのは大正15年。

彫刻が彫られた時代とずれてますが、細かいところは気にしないでおきましょう
後ろから止められていたものを外して、太鼓掛と同じように、強度のある部分を持って外します。


さて、台輪内部の床板が外れる秘密ですが、お気付きのように、三角や蹴込を着脱する時に人が入るためでした。

細身の方が担当するようです。

全ての飾りを外して、祭車庫へ。

縁場板には特製の木型をはめます。

山形柱は抜かず、万燈を二階に置きます。

桑名石取祭の彫刻に多大なる影響を与えた、立川和四郎冨重の彫刻を飾る西舩馬町祭車。
その昔、『舩馬のお茶人車』と言われた豪華さを復元させ、2年ぶりに桑名の町に帰ってきました。
長期計画の大改修おめでとうございます。
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