
2016/06/09 鬼木解体の続きです。
前破魔が外れ、左側の鬼木も外れました。




右側の鬼木を寝かせて、紐繋ぎを外します。


塗ってある鬼木がバラバラになっているのを初めて見ました。

鬼木が解体され、塗師の方が塗り面を削って見せてくださいました。


右側の鬼木外側は何年も前から塗りが浮いていました。

そして面白いものが鬼木にありました。

埋木がしてあるのです。

外側まで貫いている事から、ここに横柱があったのです。

では、何故取り除かれたのか?
それはこれを見ると答えがわかりました。

かなり特殊な付け方がしてある、後破魔の車軸です。
車軸は前の窪みに付けられています。

車軸位置を変えた祭車は他にもありますが、鬼木が上がり過ぎて後ろに車軸を下げる措置を取る事が多いのです。
この祭車はその逆で、前方に移しています。
鬼木を持ち上げるのが重いので、前方に移したとは考えにくいので、内部から上に人が上がるために車軸位置を変えたと考える方が妥当でしょう。
それに伴い、横柱が撤去されたとすれば理屈は合うと思います。
この時代の祭車は、祭車内部から上に上がれない造りのものが多く、そのような欠点を後年に改造したと思われます。
もう一つ、他の祭車にはないものは台輪内部(階段裏)の床板が外れます。

これに関しては、片付け編で答えを解こうと思います。

塗りを滋賀県長浜市で行った後、2017年3月末に桑名へ帰ってきました。

前破魔の金具も微調整を施します。






錺金具を取り付けて復元は終了しました。


4月に入り、彫刻や幕類を取り付けて試験曳きを行いました。

(この記事の組み立ての画像は、天鹿さんにご提供いただきました
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