
大田まつり試楽の続きです。
・市場組

市場組の山車は、様々な技法を用いた彫刻が見られます。

上山懸魚彫刻は金箔押しの鳳凰。

前山拝懸魚、脇懸魚は金箔押しに淡彩色の鳳凰です。


太平鰭は極彩色の龍の彫刻です。

壇箱は金箔押しの唐獅子の彫刻です。

蹴込は透かし彫りの彫刻。

支輪部分には鶴の素木彫刻が施されています。

からくり人形は、唐子が肩車倒立して神楽鈴を振るものです。


・里組


前山懸魚彫刻は、鳳凰。

太平鰭には牡丹、蟇股には唐獅子の彫刻が施され、意匠統一されています。

脇障子は、瀬川治助重定作の昇降龍。


壇箱彫刻も瀬川治助重定の作で、龍。

持送は波です。

蹴込みは中国 曹操の漢詩を刺繍したものです。

からくり人形は、フリーハンドで書く文字書き。

“美”の文字がとても綺麗に書けています。

・荒古組


支輪は瀬川治助重定作の龍。

前山懸魚彫刻は鳳凰。
(大田の山車は鳳凰ばかり??)

蟇股彫刻は麒麟。

脇障子彫刻は昇降龍。


壇箱彫刻は瀬川治助重光の作で、富士の巻狩り。

蹴込は壇箱に合わせた、富士山の透かし彫り。

壇箱狭間には四神。




持送は牡丹の彫刻。

高欄の蕨手は蜃で上山は金箔押し、

前山は素木です。

からくり人形は蓮台倒立唐子。

津島や亀崎でも同じものが見られます。

四脇のどんてんの前に、津島へと向かいました。
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