さて、中央通りから祭車庫前まで曳いてきました。

お目当ての太鼓掛彫刻です!

井波で彫られた、牡丹にネズミの彫刻。

当初は、ネズミの宝曳きの予定だったようですが、この彫刻師さんの作品の牡丹が素晴らしかった事、持送彫刻との繋がりから牡丹になったそうです。

(※左持送彫刻)

木取りは祭事長さん自らされたので、離れた距離の彫刻師さんでも何ら問題はありません。

小縁場蹴込も、“波”から“波に伊勢海老”に変更。
(伊勢海老を追加したのではなく新調です)

雲板欄間も、葡萄に栗鼠。

中央に栗鼠、

前後に葡萄の葉を配します。


普通は真ん中に一つ飾るのが多いのですが、前後にも小彫りを飾るのはこだわりだとか?

これだけではありません!
正面の雲板欄間も意匠変更により、取替されました!

桑名宗社神紋に蜻蛉です。

では、取り外された彫刻はどこへ?

太鼓の裏へ移動しました!

雲板欄間左右は雲板欄間後へ、

雲板欄間正面は後方立へ、


小縁場蹴込は波板欄間後へ移されました!

何故この場所へ?
それは…祭車に付けとけば無くさないだろう、、、ですって(笑)
ぬし与さんが、何か高欄で作業されています。

実は飾金具を追加したそうなのですが、微調整を行うとの事。
・before

・after

どこが変わったかわかりますか?
太鼓を外して、

いざ片付けと思いきや、太鼓掛も外しはじめました!

裏など未完成の部分があるので、仕上げ彫りを行うとか。

大きな専用木箱に入れます。

雲板欄間ももう少し手直し…かな?

太鼓掛が外れると昔の松之木や神戸北萱町みたいな感じに


『おー、ここは彫刻ないなぁ』
「太一丸は彫刻入っとるよー」
『それならうちもいれるかー』

こんな会話が聞こえて来たので、太鼓掛裏の水引欄間に彫刻が入る日も近い!?
DD51を見ながら、祭車庫へ!

『おーい青年!中老に太鼓運ばせるなよー!』

なんて和気あいあいとした雰囲気で、終わりました。

毎度の事ながら、中央通の皆様ありがとうございました!
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