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10/14 永井から今尾本町へ!

町内のビルの前に祭車は置いてありました。
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  • 今尾本町
祭車庫前の説明文を参考にすると、明治時代に桑名の石取祭を見た米屋商人が町おこしをしようと大正元年に祭車を購入したという事です。
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どこから祭車を購入したかは書かれていませんが、構造を見ると桑名の石取祭車とは違うため桑名産ではなさそうです。
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でも、三輪御所車の付いた祭車を見ると、一見桑名産の祭車に見えますね。
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明治期の桑名は大阪堂島に次ぐ規模の米会所があり、桑名の夕市は翌日の全国の米相場を決めると言われるほどの影響力があったため、今尾の米商人も桑名と縁があったと思われます。
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恵比須神は昭和期に京都で作られたものだそうです。
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鬼板は唐草です。
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前破魔芯棒受けは半菊です。
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鬼木の枘先は込栓ではなく、鼻栓で止められています。
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この方法は、桑名西舩馬町祭車でも見られます。


芯棒は樫材でしょうか?
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芯棒筒が片側は六角の物が付いています。
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後破魔の芯棒は樫材で、現存の石取祭車では木材の芯棒は大変珍しいものです。
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後破魔蓋はありません。
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轂が割れており、隙間が空いています。
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端板や駒(小羽)も隙間が空いており、出口の時のように箍が外れない事を祈るのみです。
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小羽に刺さる後光に楔らしき物が打ち込まれていますが、平成7年の改修の時に付けたものでしょうか?
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縁場蹴込には金具があり、回すと歯車で2階床板が上下するようになっています。
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跳高欄は架木、平桁はありますが、地覆はありません。
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栭束は無く、雲の彫刻が中央にあります。
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四本柱上部には唐獅子の木鼻が付いています。
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前部は隅腕のように斜めに付いています。
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後部は腕がある関係から、横向きに付いています。
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水引欄間は無く、二階化粧板のすぐ下が雲板(梅の彫刻)になっています。
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正面には彫刻はありません。
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このような部分が桑名の多くの祭車と違うので、桑名以外の別の大工の作ではないかと私は考えます。







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