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2025/06/08~09に桑名市で行われる、第63回神宮式年遷宮御樋代木奉迎送を前に特別企画として、過去の御樋代木奉迎送の様子をお伝えします!

神宮式年遷宮とは20年に一度、神宮(伊勢神宮)の社殿や鳥居などを全て新調する神事です。
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伊勢市やその周辺地域では何年もかけて色々な神事や行事が行われますが、ここでは桑名市の御樋代木奉迎送について記します。
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御樋代木とは神宮の御神体を納める器を作る、檜の御神木です。
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その御神木は長野県(木曽)と岐阜県(裏木曽)の御杣山(みそまやま)で切り出され、愛知県と岐阜県を通り神宮へと運ばれます。
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御杣山の選定、神事の日時は天皇陛下の御治定(ごじじょう)で決定します。
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第63回の御杣山は長野県木曽郡上松町と岐阜県中津川市付知町です。
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木曽の御神木は愛知県西尾張地方を巡り、裏木曽の御神木は岐阜県美濃地方を巡り、伊勢大橋で合流します。
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木曽、裏木曽の御用材が揃い滞泊されるのはこの桑名だけであり、その行事を担う桑名の町衆の誇りでもあります。
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第61回神宮式年遷宮御樋代木奉迎は1985/06/09に行われました。
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伊勢大橋西詰で揃った2台のトラックは揖斐川右岸から住吉神社前を経て、船馬町から桑名宗社へとやってきました。img053
この時、11台の石取祭車が出て奉祝行事を行いました。
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桑名宗社境内で御神木は御滞泊になります。

第60回(昭和40年)の時は、桑名宗社広小路に仮サヤを作り夜露をしのぎました。
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以前は木曽川の水運で運ばれていましたが、第60回から陸送となり盛大にお迎えしたようです(この時は第一組4台の石取祭車が奉祝参加)。

翌6/10早朝、トラックは広小路へと出されました。
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北側に北恵那交通のトラック(裏木曽御用材)、南側に上松陸送のトラック(木曽御用材)です。
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桑名の宮大工、小島建設の手により御神木の積み替えが行われました。
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木曽の御用材と裏木曽の御用材を積み替えて、それぞれ外宮用と内宮用のトラックとなるのです。
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この御神木の積み替えも桑名でしか行われない唯一の行事です。
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積み替えられた御神木は再び、桑名宗社境内に入り奉送祭が行われます。
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奉送祭後、神社から北へトラックは進み、次の奉迎地区へと送られます。
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城南地区でも国旗を振って送る様子が、和泉史(寺本善行著)に載っています。
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