
10/8~9 新造された祭車を見学します!
工匠は辻建築師です。

一段台輪水引幕胴幕型祭車です。


幕類の製作は大橋染工場で、水引幕は紅葉柄連続模様です。

胴幕は紺地に流水に紅葉です。

天幕は朱地に雪輪に離れ唐花紋です。

後破魔蓋も同じ紋が刻まれ、これは弥富神社の神紋です。

後破魔は七ッ割、

前破魔は六ッ割です。

鬼板は波です。


鴟尾も波です。


腕は唐草です。


持送は力神で、これは森双鶴師の作品です。


大型な彫刻で、後破魔ギリギリまである立派なものです。

水引欄間は彫り抜いたものではなく、両端のパーツを水引押の間に取り付けたものです。

これは製作費を押さえるためだと、前新田の友人が教えてくれました。

水引欄間四隅には唐草の木鼻が取り付けられています。

近年製作の祭車には、このような木鼻が付いたものが増えたように思います。

台輪には、玉杢の入ったものが取り付けられています。


幕で隠れて見えない四本柱部分にも銘木板が貼られています。

普段は見えない部分ですが、こだわりを感じます。


この祭車、若干鬼木が短く感じませんか?

公民館を改造した祭車庫のシャッターボックスが予定より内側に取り付けられたため、短くせざるを得なくなったとの事です。

縁場板と鬼木の合わせ方は、辻師が改修した川越町豊田一色祭車と同じです。

擬宝珠柱下部分の隙間も同じ手法で造られています。

前破魔車軸も豊田一色祭車と同様になっています。

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