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いなべ市員弁町石佛地区の祭車新造に伴い、旧祭車が桑名市長島町西外面(にしども)の、長島八幡神社獅子舞保存会に譲渡されました!

多分、この祭車が譲られてから、メディアに載るのはここが初めてかと思います(※blog記事執筆時)。
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事前取材をさせていただき、八幡神社獅子舞保存会様の許可を得て掲載しています。
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石仏時代の備品は使用しつつ、祭車は塗り替えられ、彫刻も取り付けられました。
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黒く鬼木が塗られた事により、同じ工匠が近い年に造った天カ須賀天三祭車の鬼板と似ている事に気付きます。
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石仏時代は鬼木に晒が巻かれていたため、私はあまり見る事ができなかった、軸受けです。
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三角や前部波板欄間には、松に鷹の彫刻が取り付けられました。
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欄間彫刻の転用でしょうか?
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水引欄間角には錺金具が取り付けられました。
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階段踏板にも金具が付きました。
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縁場板に残る穴は、番号札や町旗の穴です。
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今片町時代の名残でしょうか?
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山形柱下部は鉄管です。
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今片町が石佛に売却する際、備品取りをしたためで、石佛時代は別のパーツが付いていましたが、長島に来て鉄管に変えられました。

水引幕は石佛時代の物をそのまま使います。
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その水引幕の下から五七桐と左三ッ巴の幕が現れました。
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裏地ではなく、今片町時代に用いられていた水引幕の可能性もあるようです。
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天幕は新調されました。
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さて、何故この祭車を見学出来たかというと、8/14に行われる長島八幡神社社務所完成竣工祭の相談を受けたからです。
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保存会の方々は獅子舞の奉納があり、時間が割けないため、石取鉦鼓會に囃子実演の依頼がきました。
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現時点では詳細が決まっていませんが、1時間ほど囃す予定です。
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《竣工祭予定》
・10時 獅子舞奉納の儀
・11時 石取祭車奉納の儀
・12時 振る舞い餅来賓者配布
・13時 植樹祭(先着50人苗木配布)

近鉄長島駅下車徒歩8分、JR長島駅下車徒歩10分

駐車場は長島自動車学校です。



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