【上半田(かみはんだ)ちんとろ祭】上半田地区の祭礼で、4月第2土~日曜日に行われます。 (住吉神社) 土曜日は朝から2台揃って、住吉神社へ宮入りします。住吉神社曳き出し後は、ほぼ2台揃って地区内を曳き廻します。祭礼の時にのみ開かれる、中央分離帯もあります。桜 ...
二〇二二年如月
石取祭の特殊性⑥
"石取祭の今後のために"の続きです!昔の作者の作を比較するにあたっては、他所の祭礼を見るのが適しているでしょう。(森丹渓作の三重県桑名市 第二組 宮通)ただし、同銘になっていても弟子との共作の可能性もあるので、見極めは難しいところです。(森丹渓作の岐阜県大垣 ...
石取祭の特殊性⑤
"石取地区の増減"の続きです!戦直後は隆盛を誇った各地の石取祭ですが、天災の他にも様々な理由で規模縮小も見られました。(昭和21年、戦後復興祭として始まった名古屋みなと祭り)高度経済成長期を迎え、人の生活スタイルの変化から主力の青年団が解散し、休祭に至る地区 ...
石取祭の特殊性④
"石取祭車の弱点"の続きです!坂道のため、曳き廻しを断念した地区もあるようです。いなべ市北勢町阿下喜では坂道が多いため、曳き廻しに適さなかったようで数年で祭車を桑名市多度町上之郷に祭車を売却しています。(三重県桑名市 七取 多度町上之郷)東員町南大社も神社近 ...
石取祭の特殊性③
"石取囃子を楽しみたい"の続きです!さらに神社祭礼以外にも、地蔵盆などの仏教縁日の催しとして囃されるのも面白い点です。(三重県桑名市 第八組 堤原地蔵盆)神仏混淆という考えよりも、太鼓を叩いて皆が楽しむ…そのツールとして石取囃子は存在します。(三重県桑名市 西 ...
石取祭の特殊性②
"轟音を奏でる"の続きです!鉦と太鼓と笛で囃していた囃子の他に、鉦と太鼓のみで囃されているものがあり、それが現在の石取囃子に続くものです。(三重県いなべ市 員弁町石佛譜面)アップテンポの石取囃子は人気が高かったのでしょうか、笛を用いる囃子は桑名では廃れて鉦と ...
石取祭の特殊性①
東海地方の主な山車型式を紹介してきましたが、鯨船の他に独自の文化を築いているのが石取祭です。(三重県桑名市 桑名石取祭)その石取祭を色々な側面から、風神雷神視点で考察してみます! 【 完成された祭車型式】大きく見える石取祭車ですが、御幣先端までで7mくらいで ...
東海地方の山車型式⑥
今は途絶えてしまった山車型式もあります。尾張津島天王祭では車楽舟の他に、大山と呼ばれる更に大きな山車もありました。(愛知県津島市 尾張津島天王祭絵図)車楽舟の1.5倍はあるくらいの高さだったようで、明治初期には見られなくなったそうです。(愛知県津島市 尾張津島 ...
東海地方の山車型式⑤
昨日まで、東海三県の主な山車型式をご紹介しました。名古屋型に類似する山車文化は、尾張西部~西濃にかけて分布しています。尾張地方の多くはからくり人形山車文化で、塗り箔を施した四輪山車が主流です。岐阜や大垣、美濃と言った都市では同じくからくり山車文化が盛んで ...
東海地方の山車型式④
【知立型】知多型と同じく唐破風の屋根が前山と上山にありますが、楫棒は後部にしかなく、前山の幅員も広く、蹴込は幕となっています。(愛知県知立市 山町)知立まつり本祭で見られます。(愛知県知立市 本町)【挙母型】知多型や知立型に似ていますが外輪で輪掛が無く、前 ...